ネット銀行

【2026年版】ネット銀行のATM手数料・振込手数料を比較|8行の無料回数とランクの条件

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ネット銀行の手数料が注目される理由

2026年に入り、日銀の利上げを受けて各銀行の預金金利が上昇傾向にあります。しかし、いくら金利が高くても、ATM手数料や振込手数料で利息分が消えてしまっては意味がありません。

たとえば、普通預金に100万円を預けて年0.4%の金利がついたとしても、利息は年間で約4,000円(税引前)です。月に2回ATMで現金を引き出して1回あたり220円の手数料がかかれば、年間5,280円のマイナスとなり、せっかくの利息を上回ってしまいます。

つまり、ネット銀行を選ぶ際には金利だけでなく、ATM手数料・振込手数料の無料回数や条件をしっかり比較することが非常に重要です。この記事では、2026年10月9日に各行の公式サイトで確認した内容をもとに、主要ネット銀行8行の手数料体系を比べていきます。日本銀行の利上げを受けて金利や手数料の改定が続いているため、申し込む前に公式サイトで最新の条件を確認してください。

主要ネット銀行のATM手数料比較表

まずは、主要ネット銀行のATM手数料を一覧で比較してみましょう。ATM手数料は銀行ごとに「月○回まで無料」という条件が異なり、さらにランク制度によって無料回数が変動するケースもあります。

各銀行のATM無料回数(2026年10月9日確認)

銀行名 ATMの無料回数(月) 超過時の手数料 主な提携ATM
ドコモSMTBネット銀行(旧 住信SBIネット銀行) 2〜20回(スマートプログラムのランク別。入金と出金の合計)。セブン銀行・ローソン銀行の「アプリでATM」は回数に関係なく無料 165円(ゆうちょ銀行ATMは330円) セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行・ゆうちょ銀行
楽天銀行 0〜7回(ハッピープログラムのステージ別。入金と出金の合計) 220円または275円(ATMにより異なる。3万円以上の入金は無料) セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行など
auじぶん銀行 出金2〜15回(じぶんプラスのステージ別)。入金はシルバー以上なら何度でも無料 110円(ゆうちょ銀行ATMは220円) セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行・三菱UFJ銀行・ゆうちょ銀行
PayPay銀行 毎月1回目の入金と出金は無料。2回目以降も3万円以上なら無料 3万円未満は165円(ゆうちょ銀行ATMは330円) セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行・三井住友銀行・ゆうちょ銀行
ソニー銀行 出金4回(カードローンの借入を含む。入金は何度でも無料)。優遇プログラムClub Sのステージで7回・15回・無制限 110円 セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行・ゆうちょ銀行・三菱UFJ銀行・三井住友銀行
SBI新生銀行 出金5回(スタンダード)。シルバー以上のステージなら、セブン銀行などのATMは回数制限なし 110円(ゆうちょ銀行・都市銀行などのATMはステージに関係なく1回110円) セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行・ゆうちょ銀行など
GMOあおぞらネット銀行 2〜20回(カスタマーステージ別。最上位のステージは出金20回で入金は無制限、それ以外は入金と出金の合計) 110円 セブン銀行・イオン銀行・ゆうちょ銀行
イオン銀行 イオン銀行ATMは何度でも無料。他行ATMはMyステージに応じて1〜5回 他行ATMの手数料は提携先や時間帯で異なります(最新の条件は公式サイトで確認してください) イオン銀行ATMのほか、提携金融機関・コンビニ・駅のATM

手数料はすべて税込です。ドコモSMTBネット銀行は、2026年8月3日に住信SBIネット銀行から社名が変わりました。金融機関コード・支店番号・口座番号は変わっていません。

ATM手数料で注目すべきポイント

上の比較表からわかるように、ネット銀行のATM手数料無料回数は銀行によって大きく異なります。特に注目したいのは「ランク制度」の存在です。ドコモSMTBネット銀行のスマートプログラム、楽天銀行のハッピープログラム、auじぶん銀行のじぶんプラスなど、残高や取引状況に応じて無料回数が変動する仕組みを採用している銀行が多くあります。

一方、ソニー銀行のように条件なしで月4回まで出金が無料という銀行もあり、手間をかけたくない方にはこうしたシンプルな体系が向いています。また、SBI新生銀行はシルバー以上のステージなら、セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行などのATMでの出金手数料が回数に関係なく無料です(ゆうちょ銀行や都市銀行などのATMは1回110円)。給与の振り込みを1回以上受けると翌々月からシルバーになり、SBI証券との連携サービス「SBI新生コネクト」の設定やSBIハイパー預金の開設をすると、翌々月から最上位のダイヤモンドステージになります。

主要ネット銀行の振込手数料比較表

次に、他行宛ての振込手数料を比較します。同行間の振込は基本的に無料ですが、他行宛ての振込には手数料がかかるため、毎月の家賃や各種支払いで他行宛て振込を使う方にとっては重要なポイントです。

各銀行の他行宛て振込無料回数(2026年10月9日確認)

銀行名 他行宛て振込無料回数(月) 超過時の手数料
ドコモSMTBネット銀行 1〜20回(スマートプログラムのランク別)。ドコモSMTBネット銀行あてと三井住友信託銀行あては何度でも無料 77円
楽天銀行 0〜3回(ハッピープログラムのステージ別)。給与・賞与・年金の受取があれば、どのステージでも月3回 145円
auじぶん銀行 3〜15回(じぶんプラスのステージ別)。auじぶん銀行あてと三菱UFJ銀行あては何度でも無料(三菱UFJ銀行あては2027年4月1日に改定の予定) 99円
PayPay銀行 給与の受取があると月3回(エントリーが必要) 145円
ソニー銀行 1回(Sony Bank WALLETがあれば2回)。Club Sのステージで最大11回 110円
SBI新生銀行 1〜10回(ステップアッププログラムのステージ別) 75〜214円(ステージ別)
GMOあおぞらネット銀行 1〜20回(カスタマーステージ別) 75円
イオン銀行 0〜5回(Myステージ別) 110円(イオン銀行ATMからの振込は132円)

振込手数料で注目すべきポイント

無料回数を超えたときの手数料は、表の8行ではGMOあおぞらネット銀行とSBI新生銀行(プラチナ・ダイヤモンドステージ)の75円、ドコモSMTBネット銀行の77円が低めです。無料回数が多いのは、ドコモSMTBネット銀行のプラチナVIP(残高合計1,000万円以上)とGMOあおぞらネット銀行の最上位ステージで、どちらも月20回です。ドコモSMTBネット銀行は、給与・賞与・年金の受取と口座振替1件以上の両方がそろうとゴールドになり、月10回まで無料になります。

一方、楽天銀行やPayPay銀行は無料回数が少なめですが、どちらも給与の受取口座にすると他行あて振込が月3回無料になります(楽天銀行はステージに関係なく翌月に3回、PayPay銀行はエントリーが必要です)。PayPay銀行はPayPayとの連携が強みで、相手もPayPayを使っているなら、振込の代わりにPayPay送金を使うという選択肢もあります。

ランク制度の攻略法|無料回数を最大化するコツ

多くのネット銀行はランク制度を導入しており、条件を満たすことで手数料の無料回数を増やせます。ここでは、ドコモSMTBネット銀行・楽天銀行・auじぶん銀行の3行について、ランクの上げ方を紹介します。

ドコモSMTBネット銀行「スマートプログラム」のランクの上げ方

ドコモSMTBネット銀行のスマートプログラムは、2026年5月1日から5段階(ベーシック・シルバー・ゴールド・VIP・プラチナVIP)になりました。ランクは、判定する月の月末時点の円普通預金とSBIハイブリッド預金の残高合計と、給与・賞与・年金の受取や口座振替の有無で決まり、判定した月の翌々月から適用されます。

残高合計が50万円以上、または「給与・賞与・年金の受取」と「口座振替の引き落とし1件以上」のどちらか1つでシルバー(カードATMと他行あて振込がそれぞれ月5回無料)、残高合計100万円以上か2つともそろえばゴールド(月10回ずつ)です。残高合計500万円以上でVIP(月15回ずつ)、1,000万円以上でプラチナVIP(月20回ずつ)になり、ベーシックはATM月2回・振込月1回です。VIPには、ミライノカード(JCBのPLATINUMかGOLD)の引き落とし口座にする方法もあります。新しく口座を開いた方はシルバーから始まり、開設から4か月はランクが下がりません。SBIハイブリッド預金の残高も残高合計に含まれるため、SBI証券の待機資金を置いておくとランクの判定にも使えます。

楽天銀行「ハッピープログラム」の上げ方

楽天銀行のハッピープログラムは、お預かり資産残高か取引件数のどちらかで、高いほうのステージが決まります。最上位のスーパーVIPは残高300万円以上または取引30件以上、VIPは100万円以上または20件以上、プレミアムは50万円以上または10件以上、アドバンストは10万円以上または5件以上が条件です。取引件数には、給与・賞与・年金の受取、口座振替(自動引落)、ATMでの入出金、他行口座からの振込、楽天Edyへのチャージなどが数えられます。残高は毎月25日終了時点、件数は前月26日から当月25日までの実績で判定され、翌月1日から適用されます。

auじぶん銀行「じぶんプラス」の上げ方

auじぶん銀行のじぶんプラスは、入金・口座振替・キャッシュレス決済・エンタメ・資産運用・残高の6つのカテゴリで、条件を満たすごとにスタンプが1個たまり、その数で翌月のステージが決まります。スタンプ2〜3個でシルバー(ATM出金と他行あて振込がそれぞれ月5回無料)、4個でゴールド(月10回ずつ)、5個以上でプレミアム(月15回ずつ)です。たとえば、給与の受取、au PAY カードなどのクレジットカード代金の引き落とし、au PAY 残高へのチャージ、auマネーコネクトの設定がそろうと4個になります。また、総資産残高が100万円以上ならゴールド、1,000万円以上ならプレミアムが、スタンプの数に関係なく適用されます。

目的別おすすめネット銀行の選び方

ここまでの手数料比較を踏まえて、利用目的別におすすめのネット銀行を整理します。自分のライフスタイルに合った銀行を選ぶことが、手数料を最小限に抑える最も効果的な方法です。

とにかく手数料を抑えたい方

ATMと他行あて振込の手数料をまとめて抑えたいなら、ドコモSMTBネット銀行が候補になります。給与などの受取と口座振替1件以上の両方がある場合や、円普通預金とSBIハイブリッド預金の残高合計が100万円以上の場合はゴールドになり、カードATMと他行あて振込がそれぞれ月10回まで無料です。超えたときの他行あて振込は77円で、セブン銀行とローソン銀行のATMは「アプリでATM」を使えば回数に関係なく無料です。

現金をよく引き出す方

月に何度もATMを利用する方には、SBI新生銀行が候補になります。シルバー以上のステージなら、セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行などのATMでの出金手数料が回数に関係なく無料です(ゆうちょ銀行や都市銀行などのATMは1回110円)。給与の振り込みを1回以上受けるとシルバーになり、SBI新生コネクトの設定やSBIハイパー預金の開設で、翌々月から最上位のダイヤモンドステージになります。セブン銀行とローソン銀行のATMをよく使う方は、ドコモSMTBネット銀行の「アプリでATM」も回数に関係なく無料です。

楽天経済圏を活用している方

楽天カード・楽天証券・楽天市場を日常的に利用しているなら、楽天銀行が候補になります。楽天証券と口座を連携するマネーブリッジを設定すると、普通預金金利が年0.48%(残高1,000万円以下の部分。通常は年0.40%)になり、2026年11月2日からは年0.58%に上がる予定です。ハッピープログラムでATMと振込の無料回数を受けられ、給与の受取口座にすればステージに関係なく他行あて振込が月3回無料になります。

au経済圏を活用している方

au PAY カードやau PAYを利用中なら、auじぶん銀行が候補になります。普通預金金利は通常年0.41%で、au PAY・au PAY カード・証券会社(SBI証券か三菱UFJ eスマート証券)との連携による「まとめて金利優遇」で最大年0.61%、じぶんプラスのステージがプレミアムなら年0.75%です(2026年8月1日時点)。2026年11月1日からは、通常年0.51%、まとめて金利優遇で最大年0.71%、プレミアムで年0.85%に上がる予定です。じぶんプラスのスタンプは、au PAY 残高へのチャージやクレジットカード代金の引き落としでも集められます。

2026年の金利上昇局面でネット銀行を活用するメリット

日本銀行の利上げを受けて、銀行の普通預金金利は2026年も引き上げが続いています。たとえば三菱UFJ銀行の普通預金は年0.40%(2026年10月9日現在)で、2026年11月2日から年0.50%に上がる予定です。ネット銀行の中には、条件なしで、または条件を満たすとこれを上回る金利を付ける銀行もあります。

主要ネット銀行の普通預金金利(2026年10月9日確認)

あおぞら銀行BANK支店は残高100万円以下の部分が年1.2%(100万円を超える部分は年0.75%、2026年10月1日現在)、ドコモSMTBネット銀行は条件なしで年0.50%(SBIハイブリッド預金は年0.51%)です。楽天銀行はマネーブリッジを設定すると年0.48%(残高1,000万円以下の部分)、auじぶん銀行はプレミアムステージで年0.75%です。GMOあおぞらネット銀行は年0.40%(2026年11月1日から年0.50%の予定)、ソニー銀行は年0.40%で、円リッチプログラムの条件を満たすと最大年0.40%が上乗せされます。メガバンクとの差は銀行と条件で大きく変わるため、自分が満たせる条件で比べることが大切です。

金利と手数料の両方で最適化する考え方

金利の高さだけで銀行を選ぶのではなく、手数料の無料回数を含めた「実質的なお得度」で判断することが大切です。たとえば、金利が年0.75%の銀行でATM手数料が月に数回かかるよりも、金利0.60%でATM手数料が完全無料の銀行のほうが、トータルでは得をするケースもあります。自分の利用パターンを振り返り、月に何回ATMを使うか、他行宛て振込は何回必要かをリストアップしたうえで、最もコストのかからない銀行を選びましょう。

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ネット銀行のセキュリティ対策もチェックしよう

手数料や金利だけでなく、セキュリティ面の安心感もネット銀行選びでは見逃せないポイントです。近年はフィッシング詐欺やSMS詐欺が増加傾向にあり、各銀行はセキュリティ対策を強化しています。

主な対策内容

ドコモSMTBネット銀行のアプリには、スマートフォンに登録した本人確認情報とアプリを結びつける生体認証の機能「スマート認証NEO」があり、登録したアプリ以外からの取引は実行前に承認が必要になります。楽天銀行は、1回限りのパスワードで認証するワンタイム認証や、登録したIPアドレス以外からの取引を制限するIP制限サービスを用意しています。auじぶん銀行には、振込などの取引をじぶん銀行アプリで承認するスマホ認証サービスや、インターネットバンキングロック・ATMロックがあります。

金融庁も各金融機関に対してセキュリティ強化を要請しており、2026年以降もネット銀行のセキュリティ対策は進化を続ける見込みです。口座を開設する際は、公式サイトで最新のセキュリティ情報を必ず確認するようにしてください。

参考: 金融庁公式サイト

まとめ

最後に、この記事のポイントを整理しておきます。

第一に、ネット銀行選びでは金利だけでなくATM手数料・振込手数料の無料回数を必ず確認しましょう。利息分を手数料で失ってしまうケースは珍しくありません。

第二に、多くのネット銀行はランク制度を導入しており、残高のほか、給与の受取や口座振替、証券口座との連携などで無料回数を増やせます。どの取引がランクの条件になるかは銀行ごとに違うため、自分が利用している経済圏に合った銀行を選ぶのが効率的です。

第三に、2026年は預金金利の引き上げが続いており、条件を満たすと三菱UFJ銀行の普通預金(年0.40%)を上回る金利が付くネット銀行もあります。手数料と金利の「実質お得度」で総合的に判断しましょう。

第四に、セキュリティ対策も重要な選択基準です。スマホ認証やワンタイムパスワードなど、不正アクセス対策が充実した銀行を選ぶことで安心してネット銀行を活用できます。

まだメガバンクだけに預金を集中させている方は、この機会にネット銀行の口座開設を検討してみてはいかがでしょうか。手数料と金利の両面で、家計の改善につながるはずです。

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出典

手数料と金利は2026年10月9日に各行の公式サイトで確認しました。かっこ内はページに書かれた日付で、日付の書かれていないページは確認した日を記しています。

この記事のポイントを踏まえて、次の一歩を

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