「株式投資を始めたいけど、何から手をつければいいかわからない」という方のために、初心者が株式投資を始めるための7つのステップを順番に解説します。難しく考えすぎず、まずはこの手順通りに進めてみてください。投資家JACKが初心者の方によくお伝えしている基本をまとめました。
株式投資を始める前に知っておきたいこと
株式投資とは、企業の株(株式)を購入し、その企業の成長による値上がり益(キャピタルゲイン)や配当金(インカムゲイン)を得る投資方法です。元本保証はありませんが、長期的に分散投資することでリスクをコントロールしながら資産を増やせる可能性があります。
「株式投資は難しい・怖い」と感じている方も多いと思います。しかし、難しく考える必要はありません。特に初心者の段階では、個別株の銘柄選びよりも「まずは制度の仕組みを理解して、長期・積立・分散の原則を守ること」が最も大切です。
また、株式投資で資産を増やすためには「時間」が最大の武器になります。早く始めるほど複利の効果が大きくなるため、完璧な準備を待つよりも、今すぐ少額から始めることが重要です。
7つのステップで始める株式投資
STEP1:投資の目的・目標を明確にする
「老後資金を作りたい」「子供の教育費を準備したい」「副収入を得たい」など、投資の目的を明確にしましょう。目的によって投資スタイル(長期・短期、配当重視・成長株重視)が変わってきます。
目的が明確でないと、市場が下落したときに「なぜ投資しているのか」がわからなくなり、感情的な売却につながりやすいです。「20年後の老後資金のため」という目的があれば、短期的な下落でも冷静でいられます。
STEP2:余裕資金を確認する
株式投資は元本を失うリスクがあります。生活費6ヶ月分を緊急予備資金として確保した上で、余裕資金の範囲内で投資を行いましょう。「投資に回せるお金はいくらか」を事前に決めておくことが重要です。
よく「いくらから始めればいいですか?」という質問を受けますが、月々の収入・支出を把握した上で、「なくなっても生活に支障がない額」が投資に充てる上限です。最初は月1,000円でも構いません。大切なのは「習慣化」することです。
STEP3:証券口座を開設する
株式投資には証券口座が必要です。初心者には、手数料が安くツールが使いやすいネット証券がおすすめです。申し込みから口座開設まで最短で1〜2週間程度かかります。
| 証券会社 | 特徴 | 初心者向け度 |
|---|---|---|
| SBI証券 | 業界最大手・手数料格安・商品数豊富 | ★★★★★ |
| 楽天証券 | 楽天ポイント投資可能・使いやすいアプリ | ★★★★★ |
| 松井証券 | 50万円以下の取引は手数料無料 | ★★★★☆ |
| マネックス証券 | 米国株に強い・分析ツール充実 | ★★★★☆ |
SBI証券と楽天証券は口座数・商品数ともに業界トップクラスで、初心者から上級者まで幅広く対応しています。楽天経済圏を活用している方は楽天証券が使いやすく、そうでない方はSBI証券が安心感があります。
STEP4:NISA口座も同時に開設する
2024年から新しくなった「新NISA」を活用すると、投資で得た利益が非課税になります。年間360万円まで投資でき(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)、非課税保有期間は無期限です。証券口座開設と同時にNISA口座の申し込みをしておきましょう。
通常、株式投資の利益には約20.315%の税金がかかります。新NISAを使えばこの税金がゼロになるため、長期投資であれば非常に大きなメリットです。例えば、10年間で100万円の利益が出た場合、通常口座なら約20万円の税金が発生しますが、新NISAならその全額が手取りになります。
STEP5:入金して投資資金を準備する
証券口座が開設できたら、銀行口座から証券口座に入金します。即時入金サービスを使えばすぐに入金が反映されます。毎月自動的に入金・積み立てができる「自動積立」の設定もしておくと、手間なく継続できます。
STEP6:最初の投資対象を選ぶ
初心者におすすめの投資対象は以下の通りです。難易度が低い順から挑戦していくのが理想的です。
- インデックス投資信託(ETF含む):市場全体に分散投資できる。低コストで長期投資向き。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が代表的
- 高配当株:定期的な配当収入を得ながら株価上昇も狙える。NTT・KDDIなど安定企業から始めると入りやすい
- 身近な企業の株:自分が使っているサービスや商品の企業から始めると理解しやすい。日常生活の中で「この会社は儲かっているな」と感じた企業を調べる習慣がつく
最初から個別株に挑戦するよりも、インデックス投資信託で「市場全体を買う」感覚を身につけてから、徐々に個別株に挑戦していくのが失敗しにくいルートです。
STEP7:定期的に積み立て・見直しを行う
一度投資したら終わりではありません。毎月一定額を積み立てる「ドルコスト平均法」を実践することで、価格変動のリスクを分散できます。高いときも安いときも一定額を買い続けることで、平均取得単価を下げる効果があります。
半年〜1年に一度、ポートフォリオを見直す習慣も大切です。投資した企業の業績・配当方針に大きな変化がないかを定期的に確認しましょう。ただし、頻繁に売買するのは手数料・税金コストがかかるため、基本は「長期保有」のスタンスを崩さないことが大切です。
初心者がやってはいけない3つのこと
- 生活費を投資に回す:投資は必ず余裕資金で行う。生活費を投入すると、株価が下がったときに焦って損切りしてしまう
- 一銘柄に集中投資する:分散投資でリスクをコントロール。「この株は絶対上がる」という確信は禁物
- 短期的な値動きに一喜一憂する:長期視点で淡々と継続することが重要。毎日株価を確認すると精神的に消耗するので、最初は週1回程度の確認で十分
株式投資で知っておくべき基本用語
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| PER(株価収益率) | 株価 ÷ 1株当たり純利益。値が低いほど割安の目安 |
| PBR(株価純資産倍率) | 株価 ÷ 1株当たり純資産。1倍以下は解散価値以下 |
| 配当利回り | 年間配当金 ÷ 株価 × 100。高いほど配当収入が多い |
| 時価総額 | 株価 × 発行済み株式数。企業の規模を示す指標 |
| EPS(1株当たり純利益) | 純利益 ÷ 発行済み株式数。企業の稼ぐ力を示す |
株式投資のリスクと対処法
株式投資には以下のようなリスクがありますが、適切に対処することでコントロール可能です。
- 価格変動リスク:株価は毎日変動する → 長期保有・分散投資で対処
- 信用リスク:投資した企業が倒産するリスク → 複数銘柄・複数業種に分散
- 流動性リスク:売りたいときに売れないリスク → 東証プライム上場など流動性の高い銘柄を選ぶ
- 為替リスク:外国株投資は円安・円高の影響を受ける → 円建て資産とのバランスを保つ
まとめ
株式投資は決して難しいものではありません。まずは証券口座を開設し、少額から始めてみることが大切です。新NISAを活用した非課税投資を上手に使いながら、長期・積立・分散の原則を守れば、初心者でも着実に資産を育てることができます。
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※投資にはリスクが伴います。投資判断はご自身の責任で行ってください。